TOEICで一番出るのは「following 〇〇〇」【超コスパTOEIC単語】

英語総合
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導入

複数のTOEIC単語帳に出ている単語だけを濃縮して紹介します。また例文も実際の英語でよく使うものだけを載せています。

TOEICで高得点を取りたいなら単語からは逃げられません。ならばせめてコスパ良く行きましょう!

following /ˈfɑː.loʊ.ɪŋ ファーロウイング/

もともとの動詞follow「後について行く」よりもfollowing「後に続く」という形容詞の方がTOEICには良く出ます。

英語ではfollowingには「時間・時点」が来る場合が非常に多いです。

COCA following * 頻度ランキング

the following year 「翌年」
the following day 「翌日」
the following week「翌週」
the following morning「翌朝」

第5位でようやく時間以外の単語(question)が出て来ます☟

Please answer the following questions.
次の問い[質問]に答えてください。

「時間・時点」が続くという強い傾向は、TOEIC制作陣も無視できるものではないでしょう。

available /əˈveɪləbl アヴェイラブル/

availableは「①利用できる、②入手できる」という意味です。

①②ともに圧倒的にavailable atという形で良く使います。

COCA available * 頻度ランキング

【atの目的語が価格】
It is available at a discount price
「割引価格で利用できる」
「割引価格で入手できる」

【atの目的が場所】
It is available at a local shop
「地元の店で利用できる」
「地元の店で入手できる」

次いで、onlineが第2位です。

It is available online.
「オンラインで利用できる」
「オンラインで入手できる」

department /dɪˈpɑːɚ̯t.mənt ディパートメントゥ/

「部署、部門」

実際の英語では、国の機関(〇〇省)の意味で多く使われます。

COCA * department 頻度ランキング

Department of State「国務省」
Department of Justice「司法省」
New York City Police Department「ニューヨーク市警察」

しかし、行政関係の英語はTOEICには出ません!

そこで行政関連の用語を省いて、TOEIC的な実例を探すと、

29位 art department「美術部門」
30位 marketing department「マーケティング部」

などが良く出るようです。

TOEICの世界では、よく「〇〇部門(〇〇 department)」というのが出ます。
そこで「〇〇部門」と見たら、そこが何をしている部門なのか、ほんのりイメージすると理解がグッとラクになります。

よく出る単語で確認しましょう。

art department

Storyline # In the art department of a large department store, the statue of the famed Anatolian Venus comes to
ストーリーライン # 大きなデパート美術品売り場に、有名なアナトリアのビーナスの像がやって来ます。
(COCA “art department” 6)

department store「デパート」も重要単語です。

さて、この場合のart departmentは、デパートの中にありますので、「きっと有名な美術品を展示したり、実際に美術品を販売したりする場所なんだろうな~」とほんのり想像しながら読み進めるのが大切です。よって「デパートの美術部門→美術品売り場」と脳内で訳しながら読むのもありです。

 marketing department

COCAからはmarketing department の性質を説明するような例文が見当たらないので、ググって確認しました。

【マーケティング部門 何をする】♦AIによる概要
マーケティング部門は、企業が顧客のニーズを把握し、それに応える商品やサービスを提供するための活動を行う部署です。市場調査やデータ分析、商品企画、広告や宣伝など、幅広い業務を扱います。

要するに、marketing departmentは「どうやったら売れるか考えたり調べたりする場所」のようです。

【おまけ】この記事の作られ方

参考文献

①『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』朝日新聞出版
最も売れているTOEICの単語本

②『TOEIC Listening & Reading 公式ボキャブラリーブック』IIBC
☝TOEIC問題を制作している公式が出版している本

③『Corpus of Contemporary American English』(略してCOCA)
☝単語の使用頻度を調べられるウェブサイト
☝「コーパス」とは言語学で用いる言語資料のこと

④『英辞郎 on the web pro』アルク
☝オンライン辞書

単語の厳選

最も売れているTOEIC単語帳(①)と、TOEIC公式単語集(②)から、①②の両方に載っている見出し語だけを選び出しています。まさにTOEIC対策の技術の粋を結晶した単語群の制作を目指しています。

①②共に一見無駄のない最強の単語帳ですが、覚えなくてよい単語のあぶり出しはまだできます。

例えば①likelyにはという単語がありますが、②にはありません。likelyという単語は確かにTOEICによく出ます。しかしそれは問題文本文ではなくて設問の方です。

~リスニング問題で男女の会話を流した後~
「Who most likely is the woman?(この女性はおそらく誰ですか)」

という形で、設問に必ず出て来ます。
ならば、likelyという単語は単語集ではなくて、練習問題で覚えれば良いのです。

このように、他所で覚えられる単語ならば、そもそも単語帳を使っての暗記は不要です。不要になった単語を厳選することで、より少ない労力より純度が高い単語だけを覚えることができます。

例文の厳選

①②で厳選した単語に、③から頻出の用例を付します。

③はTOEICなどの言語テストという箱庭にとどまらず、学問(言語学)という大平原で用いられる言語資料(コーパス)です。コーパスで頻度を集計することで「本当に使われている英語」を数字で確認することができます。特に断りが無い限り、頻度のランキングは③で集計した結果です。

そして不思議なことに、本当に使われている英語表現を収集すると、いかにもTOEICに出そうな表現ばかりになります。TOEICが生きた英語に近いことの裏付けなのかもしれません。

一方で、③で収取した資料は生の英語であり、私たち外国語学習者に対して一切の手加減がありません。③の例文では構文や単語などが難しすぎる場合があります。

そこで特に断りがない限り、用例は辞書として簡素化された④から引用しています。整備された辞書ならどれでも良いのですが、検索性の高さから④を採用しています。

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