フランス語で”excuse me”は「エクスキュゼ 〇〇〇」【ゆるフラ4-8】

フランス語
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題材

この例文を解説します。

Excusez-moi de vous déranger.
「お邪魔してすみません。」
(『仏検3・4級必須単語集』白水社 4-8)

excusez-moi

excusezの活用形を特定

動詞の原形は、

excuser/ɛks-ky-ze エクスキュゼ/
「許す」

です。英語のexcuseと似ていますね。

しかし例文ではexcusezと語末が-zになっています。

活用表を確認しましょう。

【活用表】
単数
Jeジュ chanteシャントゥ.(I sing.)
Tuテュ chantesシャントゥ.(You sing.)
Ilイル chanteシャントゥ.(He sings.)
Elleエル chanteシャントゥ.(She sings.)

複数
Nous chantonsシャントン.(We sing.)
Vous chantezシャンテ.(You guys sing.)
Ilsイル chantentシャントゥ.(They sing.)
Ellesエル chantentシャントゥ.(They sing)

英語はhe と she だけsを付けます、三単現さんたんげんのs!

しかしフランス語は三単現以外にも色々と活用していますね。

【活用表】から-zで終わる活用を探すと、主語はvousです。

英語のyouは文法的には単数も複数も兼ねるので、英語の命令文は1種類だけです。

【英語】
Excuse me.☜youへの命令の1種類だけ
「ごめんなさい」

しかしフランス語には単数のyou(tu)と複数のyou(vous)があるので命令文が2種類作れます。

【フランス語】
Excuse-moi.☜tuへの命令※
「ごめんね」

Excusez-moi.☜Vousへの命令
「申し訳ありません」

※-er動詞ではtuに対する命令で語末のsが落ちます(『フラ語入門』白水社p91)

moi

今回のmoi/mwa モワ/は英語excuse meのmeと同じだと思うとラクです。

ではなぜハイフン(-)でつながっているかというと、人称代名詞の直接目的語と動詞はハイフンでつなぐのがフランス語文法のルールだからです。

もっと説明が聞きたい場合、下記ビデオ講座の文法解説編をご覧ください

de vous déranger

dérangerの意味

文法の骨格はde dèrangerです。de+原形でちょうど英語のto不定詞のような構文になります。

dèranger/de-rɑ~-ʒe デランジェ/は英語のdisturbなどに相当します。

英語にはdisarrange

フランス語のto不定詞

英語の「to 不定詞」に当たるものは、フランス語では「de 原形」です。
よって、下記がだいたい同じ意味になります。

【英】to disturb「邪魔すること」
【仏】de déranger「邪魔すること」

人称代名詞の目的語は動詞の前!

英語では、動詞→目的語の語順がいつも保たれます。

to disturb you
「あなたを邪魔すること」

しかし、フランス語では人称代名詞の目的語→動詞という順番になるので、

*to you disturb
de vous déranger

という語順になります。

今回の教材

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