フランス語では前置詞も語形変化する!【ゆるフラ4-5】

フランス語
記事内に広告が含まれています。

題材

この例文を使ってフランス語を解説します。

【例文】
A bientôt !


/a bjɛ̃-to ア ビヤント/
「(別れの挨拶で)ではまた!」
(『仏検3・4級必須単語集』白水社 p5)

前置詞à

基本情報

à/a ア/は、アクセント記号が付いていますが、強く読むわけではなく、ふつうに「ア」と読めばOKです。

大文字で書く時はÀと書いても良いですが、アクセント記号を省略してAと書いてもOKです。(『プチ・ロワイヤル仏和辞典第5版』à)。例文ではアクセント記号を付けていません。

フランス語のàは英語だと「to, at, in」あたりの意味です。

定冠詞との縮約

定冠詞が続くと、形が変形します。これを縮約しゅくやくと言います。前置詞が変形するのは英語には無いフランス語のオシャレポイントです。

【àの縮約】
à+le=au/o オ/
à+les=aux/o オ/
à+la=縮約しない
à+l’ =縮約しない
(参考『プチ・ロワイヤル仏和辞典第5版』à)

定冠詞のle la lesは英語のtheに当たります。
あれ、le la lesはどうやって使い分けるんだっけ?という場合はビデオ講座の文法解説編をご覧ください☟



「オ~シャンゼリゼ♪」という歌詞は、レ・シャンゼリゼ(←theシャンゼリゼ通り)に定冠詞aがついて、

à+Les Champs-Élysées/ア レ シャンゼリゼ/

で縮約が起こって、

aux Champs-Élysées

となったものです。

よって「oh~シャンゼリゼ♪」ではなく「theシャンゼリゼ通りで~♪」と歌っているのです。

bientôt

意味

bientôt/bjɛ̃-to ビヤント/はだいたい英語のsoonに相当します。

Il reviendra bientôt.
「He will come back soon.」
「彼はまもなく戻ります。」
(『プチ・ロワイヤル仏和辞典第5版』bientôt)

“A bientôt !”も”See you soon!”みたいなものです。

bientôtは「ビントット」ではなく/ビント/と読みます。

bienの部分

bienは単独でも「よく(英well)」という副詞で使います。

仏:Elle danse bien.
英:She dances well.
日:彼女はダンスが上手だ。

フランス語ではenは「エン」でなく/ɛ̃ アン/と発音します。ですのでロックバンドの「L’Arc〜en〜Ciel」は「ラルクエンシエル」ではなく「ラルクアンシエル」と発音します。

tôtの部分

tôt /to ト/も単独で「早く(英early, soon)」という副詞です。

仏:se coucher tôt
英:go to bed early
日:早く寝る

フランス語では基本的に最後の子音は発音しません。

仏:chat/シャ/
英:cat/キャット/
日:猫

carefulの法則

ただし、フランス語でも語末がc,r,f,lの時は発音することが多いです!

avec/アベッ/「~と(英with)」
cher/シェール/「高い(英expensive)」
chef/シェ/「シェフ(英chef)」
ciel/スィエ/「空(英sky)」

carefulの法則」と覚えましょう!

ただし例外も多数なので、新しい単語を覚えるときは単語帳や辞書で確認しましょう。

タイトルとURLをコピーしました