題材
『DUO3.0』という単語帳から、暗記する価値がある例文を使います。
用例は『ジーニアス英和辞典第6版』から引用しています。
【例文6】
He leaned against the pillar and gazed at the Statue of Liberty.
彼は柱に寄り掛かって、自由の女神像をじっと見つめた。
lean against
語法
lean単体だと、「上体を曲げる」という意味です。
用例
lean back
上体を後ろにそらす
lean out of a window
窓から身をのり出す
leanにagainstまたはonを付けることで、「寄りかかる」の意味を得ます。
用例
She leaned against his shoulder.
彼女は彼の肩にもたれかかった.
発音
lean/liːn/(リーン)という発音です。綴りに引きずられて「レアン」とならないように。
eaの綴りは、主に次の3つの発音があります。
ea発音の場合分け
①/e/(エ)→head/hed/(ヘッドゥ)
②/iː/(イー)→eat/iːt/(イートゥ)
③/eɪ/(エイ)→great/ɡreɪt/(グレイトゥ)
多くの単語は上記の①②③のどれかに当てはまります。それぞれ取り違えないように、明確に分けて単語を覚えましょう。
例えば、
headは「ヘッド」ですので、「ヘアドゥ」などと適当にごまかさないでください。
greatは「グレイトゥ」と読みますので、「×グレアトゥ」などと読まないように。
beauty, bureauなどごく少数の例外もあります、やはり都度暗記しましょう。
piller
語法
pillar「柱」という意味の単語です。
ちなみに「重要人物」という意味もありますので、(鬼滅の刃の)鬼殺隊の柱もpillarだと言えるでしょう。
用例
the pillar of a team
チームの要
発音
pillarではlが2つ重なってますが、「ピッラー」とは発音せず、「ピラー」です。
発音
pillar/ˈpɪlɚ/
英語には「小さいツ」(促音)がありませんので、子音が2つ重なっていても跳ねて発音しません。
(じゃあ何でheadのフリガナは「ヘッド」なのかと言われると、長くなるので後で別の記事にしたいと思います。)
gaze at
語法
gaze atで「~をじっと見つめる」という意味です。
look atと同じで、対象を取るために前置詞が必要です。
発音
gazeのaは「エイ」と読みます。「eaの③エイ/eɪ/」と同じ発音です。発音記号が同じです。
発音
gaze/geɪz/
同じ発音(記号)は同じように発音できるようにしましょう。
綴りに引きずられて、なんとなくgazeを「×がぇいず」とか適当に読まないでくださいね。
the Statue of Liberty
語法
日本語だと「自由の女神像」と「女神」が入っていますが、英語では文字通り「自由の像」です。”the Statue of liberty”を丸っと暗記しましょう。
そうすれば、statue「彫像」とliberty「自由」と、それぞれバラしても使えてお得です。
ただし、libertyは、政治的な文脈の時だけ使うように気を付けましょう。
類語比較「自由」
freedom 個人の意思で好きに言動できる「自由」の意を表す
liberty 制度や社会の抑圧や圧政から解放された「自由」の意を表す
用例
fight for the freedom of the press
報道・出版の自由のために戦う
The American colonies fought for liberty from Great Britain.
アメリカの植民地は英国からの自由を求めて戦った
日本語ではいずれも「自由」という単語の守備範囲ですが、英語では別々の単語があります。
言語ごとに単語の守備範囲は微妙に違っていて、それが外国語の楽しいところであり、難しいところでもあります。
構文
構文としては、動詞同士がandでつながっています。
He
[leand against the pillar]
☟
and
☝
[gazed at the Statue of Liberty].
「S V O and V O.」という構造になっています。
今回は以上です。