題材
暗記する価値がある例文を使って英語をワンポイント解説します。
Ms. Yamada translated the fascinating fairy tale into plain Japanese.
『DUO3.0』例文13
『DUO3.0』で大学受験ならMARCH・英検準1級・TOEIC780点が狙えます。
Ms.
読み方は/mɪz ミズ/で、女性に対する「~さん」です。
もともとは、既婚女性にMrs./ˈmɪs.ɪz ミセズ/、独身女性にMiss/mɪs ミス/が使われていました。
しかしポリコレの煽りなのか、近年はMrs.とMiss.を融合させたMs.が多く使われるようです。Ms.ならば未婚・既婚を問わずに使えます。
ちなみにロックバンドのMrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)は、英語的に正確にはミセズ・グリーンアップルです。既婚のリンゴなのですね。
fairy
「妖精」という意味もありますが、ここでは「おとぎ話・童話」という意味です。
DUO3.0の発音ガイドには「フェりィ」とありますが、これではferry「フェリー」と区別が付かなくなってしまいます。
それは正しくて、アメリカ英語ではfairyとferryが全く同じ発音/ˈfɛɚ̯.i/になります。この点を留意すれば、リスニング試験では文脈で区別できます。
ちなみにイギリス英語では日本語と同じように「フェアリー/ˈfɛə.ɚ̯i/」「フェリー/ˈfɛɚ̯.i/」と区別があります。
plain Japanese
plainの発音は/pleɪn プレイン/でplane「飛行機」と全く同じ発音です。
タイトル回収ですが、「やさしい日本語」ないし「平易な日本語」はplain Japaneseでした。
では、easy Japaneseはダメなのかと言うと、別に良いです!
ただ、plain Japaneseとeasy Japaneseは多少ニュアンスが異なる可能性があります。
【Plain Japanese】
・ネイティブスピーカー向けの簡単な日本語
・つまり日本人向けの日本語
【easy Japanese】
・非ネイティブスピーカー向けの簡単な日本語
・Plain Japaneseよりもっと簡素化される可能性がある。
(Microsoft Copilot談)
文化庁の『在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン』p14に次のような例があります。

ここでは、「元の文章」が言わばdifficult Japaneseで、「ステップ1」がPlain Japanese、「ステップ2」がeasy Japaneseに当たります。「ステップ2」まで行くと、逆に日本人にはわかりにくくなるかもしれません。
和訳
以上を踏まえると、和訳は次のようになります。
Ms. Yamada translated the fascinating fairy tale into plain Japanese.
「山田さんがその心ひかれるおとぎ話をやさしい日本語に翻訳した。」
plain Japaneseなので、日本人向けの日本語に翻訳したことが暗示されています。
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