【英語】stand back! 英熟語にもアクセント(強勢)がある【DUO3.0-9-3】

英語総合
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題材

今回も『DUO3.0』から暗記する価値がある例文を解説します。ただ単に暗記するのは勿体ない名文なので、暗記のついでに学べる文法などを紹介します。

【例文9】
“I’m soaked with sweat.” “Stand back! You stink. Take a shower.”
「汗でびしょぬれだよ。」
「来ないで!臭いわ。シャワーを浴びて。」

stand back

意味

stand backは熟語で「後ろに下がる」の意味で、命令文では「来ないで」という意味に広がります。

stand「立つ」+back「後ろに」が合体すると、「×後ろに立つ」ではなく「後ろに下がる」という意味に進化します。これが熟語です。

熟語は合体した意味も覚える必要がある。

では、いったい何個の熟語を覚えれば良いかとですが、ひとまず『DUO3.0』の見出し語として1000個の熟語が載っているので、まずはこの1000個を覚えれば良いでしょう。

発音

残念ながら『DUO3.0』ではstand backに発音の表記がありません、困りました。

え、普通に/stænd bæk スタンド バック/と読めば良いのでは?

いえ、熟語を覚える時は、どの単語を強く読むかも考える必要があります!

standを強く読むのか、backを強く読むのか、『DUO3.0』の本文には書いてありません。どうすれば良いのでしょうか?

こういうときは、辞書を引きましょう!

stánd báck
(『ジーニアス英和辞典第6版』stand)

standとbackの両方にアクセントの点がついています。よって、standとbackは同じ強さで読めばOKです。

ちなみに、強く読むかどうかで意味が変わる熟語もあります。

stánd bý
その場[近く]にいる

stánd by
(1) O〈人〉を支持する(support)
My boss always stands by me when I’m in trouble.
困った時に上司はいつも力になってくれる.

(『ジーニアス英和辞典第6版』stand)

stand byはbyにアクセントが無い場合は「支持する」という意味に進化します。

アクセントの位置を間違えると変な英語になります。

アクセントを間違うと、変な家・・・ではなく「変な英語」になります。

単語だけじゃなく熟語もアクセントの位置には常に気を付けましょう。

stink

活用形がbeginと同じタイプなので暗記です。

現在 stink/stɪŋk スティンク/
過去 stank/stæŋk スタンク/
過分 stunk/stʌŋk スタンク/

smellは自他交代できますが、stinkは自動詞のみです。「〇〇臭い」と言いたい場合はofを使います。

She stank of garlic.
彼女はニンニク臭かった.
(『ジーニアス英和辞典第6版』stink)

Take a shower

「シャワーを浴びる」と言う時は動詞takeを使います。*have a showerや*get a showerとは言いません。

takeとa showerのように「この組み合わせじゃないと、なんか変!」というのをコロケーション(collocation)と言います。

【takeのコロケーション】
take a picture「写真を撮る」
take a walk「散歩する」
take a bath「入浴する」
take medicine「薬を飲む」
take a nap「昼寝する」
take an oath「誓いを立てる」
(『英語提携表現の科学』(研究社)p81)

薬を飲むことを中国語では「薬を食べる(吃药)」と言いますが、「薬を食べる」なんて変な日本語ですよね?「薬」には「飲む」が日本語のコロケーションです。
英語も自己流でコロケーションを破って変な英語にならないよう気を付けましょう。

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